【スタッフKEI】試乗レビュー Ducati ムルティストラーダ1000sDS

はじめまして!ESCAPE MOTORCYCLESスタッフのKEIです。当店では皆様に最高のバイクライフをお届けできるよう、個性的なバイクを多く取り揃えております。その中で実際に私が試乗して感じたものをこのブログを通じて皆様にお伝えできればと思います!早速記念すべき1台目は…

さてあのバイクは…。アドベンチャーの様な見た目、でもあの赤色に特徴的なフレームはドゥカティ??そう、今回ご紹介するのはDUCATI ムルティストラーダ1000s DSです!!!

ドゥカティにこんなスタイルのバイクがあったなんて私知りませんでした(汗)ではではじっくりと外見チェック!

アドベンチャーモデルの様な高めのシート高にワイドなハンドル。乗りやすそうな見た目をしています。

そして何より一番気になるのはこのパニアケース!ロッソに塗装され、ドゥカティのロゴが入ったパニア。このバイクの存在を知らなかった私には違和感でしかありません。まさかドゥカティ純正パニアがあるとは(笑)

パニアの下を見てみると…片持ちスイングアーム!そしてサスペンションにはオーリンズの倒立フォーク。しかもブレーキはブレンボのダブルディスク!これ足回りめっちゃ豪華じゃないですか!

そしてドゥカティと言えばこれでしょ!Lツインにトレリスフレーム!!エンジンすらもフレームの一部にしてしまう発想にはほんと感動です。ドゥカマニアであればこれを肴に呑めますよ(笑)

そして反対側にはタイミングベルト。多くのバイクがカムシャフトの駆動にチェーンを採用するなか、利便性を捨ててまで軽量を追求しコグドベルトを採用するドゥカティの走りへの徹底ぶり!

…てかこの横に付いてるのって…乾式クラッチじゃないですか!このモデルに乾クラ!?乗りやすさとかそういうのは無視なんでしょうか!?このバイク、乗りやすそうなスタイルしているけど、装備がどう考えても速い奴。なんじゃこのバイク(汗)見てるだけじゃバイクはわかりません!早速乗ってみましょう。

キーオン!カッコいい!スピードはデジタルでタコはアナログ。私はこの組み合わせが一番視認性がいいと思います。このバイク果たしてレッドゾーンはどこからなのか…。

セルスタート!ドドッドドドッドドドッド!!! これこれこれ!Lツインサウンド!純正マフラーでも迫力ある音量音質です。ハーレーとも違う独特なリズム、ドゥカが来たら音で分かると言う様にこのリズムはLツインドゥカだけの特権です!

…カラカラカラカラッッ!!排気音より乾クラの音がうるさい(汗)けどこれで良いんです。いや、これが良いんです!サービスエリアの駐輪場でエンジンをかけてみんなの注目を集めたくなる!あ〜耳が幸せ。テンションも上がってきたところでいつもの試乗コースを回りたいと思います。

実際に跨ってみると日本人専用の設計かと思うほど姿勢が楽!ハンドルの位置も自然に手を伸ばしたところにあるし、タンクも肉厚でニーグリップもしやすい。何よりシートが大きく柔らかいのでお尻が痛くなりにくい!足付きは身長180cmで両足かかとまでつきます。これなら高速やロンツーも余裕じゃないでしょうか♪

しかし!発進すると自分がドゥカティに跨っていることを思い出させてくれます。「…半クラむず!低速めっちゃギクシャクするやん!」ドゥカってエンジンの特性上一気に発進してしまうのが良いんですよね(汗)特に乾クラは素早くクラッチを繋げるのがコツ…。そんな発進を乗り越えてアクセルをグッと捻ると身体が本当置いていかれるくらい急加速します。正直怖いくらいの加速っぷり。この癖まみれのフィーリングと鋭い加速…やっぱりこいつ本物のドゥカティです!コーナリングの軽快さは流石にスポーツモデルには敵いませんが、ワイドなハンドルのためとても安定して曲がることができます。

明石海峡を背景に記念撮影!やっぱりドゥカの赤は鮮やかで華がありますね。このバイクは乗りやすいのに乗りこなすのが難しいという変態的な性格です(笑)気軽にドゥカティのエンジンを堪能したい!街乗り、高速、ロンツー、キャンプツー、ワインディングなど1台で色んな所に行ってみたいとお考えの方には打ってつけのバイクではないでしょうか!