【スタッフKEI】「VESPA PX150Euro3 ボアアップ&リミッター解除etc(後編)」

さて次にEuro3から備わっている点火リミッターを解除していきます。純正だと確か7000rpmほどで点火カットがかかりますので、これで更に高回転まで回せるようになります。

まずはステータープレートを丸ごとFL用に付け替えます。画像のはユーロ3のもので今風のコイルですね♪

付け替えた写真を撮り忘れたので他に良い写真を探しましたがRallyのしかありませんでした😵笑

ちなみにラリーのコイルは3つ、FLは5つ。ユーロ3以外はコイル単体で取り外せるが故に取付がズレるとフライホイールに干渉するのでご注意を。

もちろんフライホイールもFL用に交換します。ユーロ3は低速のトルクダウンを補うためにフライホイールが重たく設定されていますので、これだけでも一応軽量フライホイールですよ?😆

CDIユニットもFL用に交換。ユーロ3のユニットはプラグコードと一体なのでプラグコードとプラグキャップの取り寄せもお忘れなく…。カプラーや配線も微妙に違うので要加工です。

後はタイミングライトで点火時期を調整します。フライホイールカバーの目印を使う簡易的な方法もありますが、若干のズレもありますのでしっかりタイミングプレートを使ってくださいね!これでリミッター解除は終了です。

最後に触媒レス化を行います。ユーロ3界隈ではポリーニなどのパワーアップサイレンサーを付けることが多いですが、排気音が大きくなってしまうので今回は純正マフラーのまま触媒レスを進めます。

エキパイの中に見える段ボールみたいなのが触媒です♪これを外すだけでユーロ3は音量は変わらず驚くほど良く回るようになりますよ😁ちなみに画像で見えている入口の触媒に加え奥にも2つ隠れていますので合計3つ外します。

パッと見では加工跡はわからないと思いますが触媒は全て取り外し排気を遮るものは無くなりました。忘れず二次エア供給装置も解除しておきましょう。これで作業は全て完了!

キャブのセッティングなども行いながら試乗。ユーロ3とは思えない軽快なフィーリング、これぞ2ストエンジンって感じです🎉思いっきり高回転まで回したいところですが慣らし終えるまで少し我慢!是非生まれ変わったベスパの走りを楽しんでくださいね!

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